小学校の保健室の先生とお話しする機会がありました。
そこで、中学受験の話題になりました。

先生がおっしゃるには、
「せっかく受験しても学校が合わず、学校を辞めてしまう子が最近とても増えている」
とのことでした。

この問題、とても大事な問題ですよね。

塾・親・子供
中学受験にはこの3つのファクターがあります。

塾は、当然少しでも偏差値の高い学校を受けさせます。
これには2つ理由があると思います。
一つは、実績が欲しい。
二つ目は、上を目指すことの方が楽なのです。

塾は、極論商売です。
少しでも実績が良いことを求められます。
偏差値が少しでも高い学校へ、一人でもたくさん合格させることが求められています。
合格実績が、次の世代の入塾を左右するからです。

それと、
人間って、同じ場所にいることって結構大変なんです。
まして子供だと飽きてしまう。
モチベーションが上がらないのです。
モチベーションが上がらないと、絶対に成績は下がります。
だから少しでも高い学校を受験させようとするのです。

そして親も、
少しでも偏差値の高い学校へ行って欲しいという欲が出ます。

ここでよく考えて欲しいのですが、
中高6年間、どんな学校生活を望みますか?
通う学校には何を望みますか?
そして、どの大学を目指してほしいですか?
何を目的に受験するのでしょうか?
今目指している学校は、
それらの期待に応えてくれる学校でしょうか?

子供は、親に素直であればあるほど自分のことを言いません。
だって、親に喜んで欲しいから。
自分のやっていることを認めて欲しいから。
でも、子供たちはいろんなことを我慢しています。
友達との遊びも、自分の好きなことも。
それが中学へ入学すると、一気に爆発する子も少なくありません。
トラブルを起こす子、鬱になってしまう子、勉強しない子と様々です。
せっかく受験頑張ったのに不登校になる子も、年々増えてきているそうです。

中学生くらいの年頃は、心身ともに不安定ですね。
そして、ウチの長女の学校の保護者からは、
「まったく勉強しない」という言葉をたくさん聞きます。
公立学校へ進学したお友達は、
猛勉強をしている子も少なくないと聞きます。

さて、これらの現実をどのように考えますか?